シンガポールに「The Tiramisu Hero」というティラミス専門店があって、眼にマスクをつけた猫をキャラクターにしていたところ、無関係の日本の会社が「ティラミスヒーロー」の文字だけや、このキャラクターと「THE TIRAMIS HERO」の文字を組み合わせたロゴを先取り的に商標登録したということで話題になっています。
私とすれば、日本の会社が「ティラミスヒーロー」を出願したいと弁理士に依頼したときに、この弁理士がどのように判断したのかが気になります。
シンガポールの本家は日本ではこれまでそれほど有名でなかったという話もありますし、この弁理士が本家の存在を知らなかったのか、あるいは日本の会社が本家と代理店契約を結ぶ予定があると聞かされたのか。
後者だったとしたら私もこの弁理士と同じように商標出願していた可能性はあります。
飲食の分野ではこれまでもヒット商品のコンセプトを他の会社が平気で真似するというケースがかなりあります。
今回の問題をきっかけにして少し自重する方向に向かえばいいのですが。