ジェトロの北京事務所が中国で日本の地名や有名な商標が無断で登録されている件について独自で調査して結果を公表しています。
最新の報告によると、中国企業を含む外国企業や中国人を含む外国人によって無断で登録されているのは「富山」、「石川」、「福井」、「京都」、「神奈川」等、全32府県の名称。
政令指定都市では「川崎」、「横浜」、「浜松」、「名古屋」、「堺」、「神戸」、「北九州」が無断登録されています。
有名な商標では「九谷焼」「輪島塗」「常滑焼」「近江牛」「神戸牛」「草津温泉」「宇治抹茶」等、41件が無断登録されています。
一方、「島根」と「愛媛」は島根県と愛媛県が出願して権利者になっています。
とはいえ、少し前に「金沢○○○○」を中国で出願したら「日本の有名な市の名前である「金沢」を含んでいるので登録できない」という極端な拒絶理由が出されたことを考えると、今後は日本の地名が無断で登録されることが少なくなるのかなという気もしています。