特許庁が特許の審査で人工知能を使うことについて検討していることは以前お伝えしました。
現状の審査では拒絶理由として日本語の先行文献が挙げられることが多いですが、人工知能が審査すると英語以外の文献を翻訳文付きで挙げてくることになりそうです。
これに対してわれわれ弁理士は如何に反論(意見書作成)したらいいのか人工知能に調べてもらって、調査結果に手を加えて提出することになるでしょうが、そのうち手を加える必要がなくなるかもしれません。
今後、人工知能のレベル(知性?)がどんどん高まり、値段がどんどん下がってくると人工知能に頼りっきりの社会が生まれます。
人工知能の話が出ると「人間にしかできない仕事をやっていこう」という話がでますが、そんな仕事はここ10年ほどで消えてしまうような気がします。
少なくとも伝統芸能とスポーツは人工知能にとって変わられることはないですかね。