これまで実用的な工業製品は著作物の対象から除かれていて、そのデザインは意匠権で保護するものとされていました。
ところが、知財高裁がノルウェーの有名デザイナーによる子供用椅子に著作権を認めたため、デザイン業界が衝撃を受けているそうです。(日経新聞)
意匠権は特許庁に出願して審査を受けてようやく登録されます。保護期間は登録から最長20年です。
著作権は審査や登録が不要で、デザイナーの死後50年保護されます。
意匠出願の審査で拒絶された製品であっても著作権を主張して他人の類似製品の製造・販売の差し止めを求めるようになると裁判所は大忙しですね。