台湾への特許出願について数カ月間審査官と意見書・補正書でやり取りしていたところ、本日無事特許を認める旨の通知が届きました。
これで日本、中国に続いて3か国目です。
台湾も中国も審査官がわりと丁寧に登録を認めない理由を記載してくれるので、こちらは出願人と相談しながら審査官の矛盾点を見つけて、必要に応じて書類を補正しながら、登録が認められるべきだと辛抱強く主張していけば最終的には審査官が理解してくれることが多いです。
ところが、インドの審査官は複数の先行技術の内容を短く説明した上で「専門家ならこれら先行技術を組み合わせてあなたと同じ発明を簡単に思いつくから特許を認めない」という大雑把な拒絶理由を書いてきました。
こうなると、審査官がこちらの発明をどの程度正しく理解しているのか分からず、どの程度補正・説明すればいいのか検討がつかないという問題があります。
日本、中国、台湾で特許が認められたからインドでも認めてくれという主張が案外インドの審査官に受け入れられるかもしれません。