金魚で有名な奈良県大和郡山市の商店街に4年間設置されていた金魚電話ボックスが著作権侵害の可能性があるため撤去されることになりました。
オリジナルを製作したのは現代美術作家の山本氏で、1998年に東京の美術展で「メッセージ」と題して発表しました。
商店街の方は芸大の学生グループの作品を譲り受けたものです。
自分自身で考えて制作した作品がたまたま既に発表されている他人の作品と似てしまった場合には著作権侵害に該当しません。
山本氏の作品「メッセージ」は発表当時評判になって多くのメディアで紹介され、美術界では知っていて当然なレベルだと聞きました。
ということであれば、芸大の学生グループが「メッセージ」の存在を知らずに制作したということは考えにくく、著作権の侵害にあたるのは仕方ないかなと思います。